●若年層人口の減少が中国経済を脅かす
中国とインドではどちらに投資したほうがより有利なのでしょうか?
確かに、資本市場として整備されているのは中国でしょう。
時価総額で見ても香港市場は他のアジア市場に比べて
ぬきんでており、
それだけ多くの投資資金も流入してきています。
でも、これから投資するには、
やはりインドのほうが将来的に有望です。
これまで高い成長を続けてきた中国ですが、
これからさらに20年後、30年後を考えた場合、
少子化の問題が懸念されるところです。
少子高齢化は経済の停滞につながります。
●20、30年という長いスパンで投資を考える
これに対してインドは、人口構成は若年層がきわめて厚く、
その年齢層が上がってくれば、巨大なマーケットが出現します。
つまり、20、30年後を考えれば、
中国に比べてインドのほうが、
高い経済成長率を維持する可能性が高いのです。
30代の人たちが老後を迎えるころには、
インドに投資した部分が高い資産価値を持つようになり、
公的年金の不足分を補ってくれることが期待できます。