2007年02月07日

4.エマージング市場としての注意点

●市場規模が小さく「池の中のクジラ現象」も起こりえる



昔、日本で投資信託ブームが沸き起こったときに、
「池の中のクジラ」という喩えがなされました。

当時の日本の株式市場は、
まだそれほど市場規模が大きくなかったため、
投資信託などを通じて多くの資金が集まってしまうと、
その売り買いによって株価が乱高下するという
現象が生じてしまったのです。

さて、今のインド株式市場についても、
このような状況に陥る危険性がないとはいえません。
将来、インドの経済成長を上回るペースで
投資資金が流れ込んできたら、
やはり市場は
その資金を吸収することができずに混乱をきたすことになります。

●流動性リスク発生も考えられる

これは、インド株式市場に限らず、
他のエマージング市場全体に通じる話です。
他のBRISCs諸国で見ても、ロシアをはじめとする東欧経済圏、
ブラジルを中心とする中南米経済圏など、

成長が期待されている国・地域の株式市場などに投資する際は、
多かれ少なかれ、この手の問題はつきまといます。

インドをはじめとするエマージング市場への投資で最大のリスクは、
流動性リスクです。

流動性とは、売りたいときに売ることができない、
買いたいときに買うことができないという状況に陥るリスクのことです。
市場規模を上回る投資資金が殺到した場合に、
一時的に流動性がうしなわれることがあります。

●リスクを念頭に置いた投資判断が最大のポイント



そのひとつが、政治リスクです。
特にインドはパキスタンとの間で国境紛争が続いており、
これが、本格的な国境紛争につながったら、
株式取引どころではなくなってしまします。

金融危機、通貨危機生じる可能性も、高いといえましょう。
こうしたリスクを念頭において、
投資するかどうか判断する必要があります。
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