2006年02月07日

金融業界

金融業界


1990年代初頭の通貨危機のときにIMFが介入し、
民間銀行の国有化と統廃合を進めたことが、
社会主義と資本主義の混合経済体制をとってきた
インドを象徴する展開を見せインドの金融業界にプラスになりました

有力な民間銀行の存在が大きいことも、インドの金融業界の特徴です。

民間といっても、いわゆる財閥系の銀行というわけではありません。
外国人投資家
(FII=外国人機関投資家と、DR=預託証券発行分の株主)が
株主の中心で、

その他に、国内の投信や金融機関、法人、一般の
個人投資家が株主として名前を連ねています。

銀行の支配が目的ではなく、株価の上昇を追及する投資家ばかりです。その意味では究極の民間企業です。

経営内容はもちろん、情報開示の
姿勢も非常に優れているのが特徴です。

株式投資をするときに、もっとも有力な投資対象になりえるのが
住宅ローン、個人向け融資の伸びで急成長を遂げていて
政府からも国民からも高い信頼を得ている
ディーパック・パレック氏が率いる

HDFC
(Housing Development Finance Corp/住宅開発金融)と
その子会社のHDFC銀行
(HDFC Bank/住宅開発銀行)
です。

これらの金融機関は、イギリス植民地時代のからの
欧米の会計制度や株式会社の運営手法などの伝統に
基づいて経営されてますので、経営陣の情報開示姿勢も
洗練されたものでして、新興成長国の銀行のイメージを
一変させられれるものです。


ICICIとICICI銀行が合併してできたICICI銀行も
有力な民間銀行です。

同行は企業向けローンを中心に業績を伸ばしています。

HDFCとHDFC銀行が住宅や個人向けローンで
成長しているのとはまた違った市場で活躍しています。


ICICI銀行、HDFCとHDFC銀行
1990年代初頭の金融危機のときに
世界銀行などの支援を受けて育成されましたが、
もともとは国策銀行として設立されていたのですが、
世界銀行などの支援のおかげで質の高い銀行になりました。

中国株にたとえるなら、中国第5番目で優良な経営を行なっている
交通銀行がニューヨーク市場にADRを発行して、
情報開示とコーポレートガバナンスを
一層向上させていくようなものです。


インドには、国営銀行も多数存在します。
最大の国営銀行は、SBI
(State Bank of India/インド国立銀行)です。
同行は、国有銀行の総本山的な位置づけにある銀行です。
中央銀行(インド連邦準備銀行(RBI)がバックについており、
経営状態もサービスも良好です。
この銀行の傘下には、旧州立銀行が7行あります。

また、各地方のマハラジヤ(旧藩主)とのかかわりが深かった
金融危機のときに国営化された国営商業銀行も19行あります。
将来的には10行未満に再編される見込みです。

これらの銀行は、再編後には、経営状態が良くなるといわれていますが、株価的には、かなり変動率が高くなりそうなので、インド株
の初心者は、慎重に検討したほうが良いかもしれません。

バローダ銀行、カナラ銀行、企業銀行、東洋商業銀行、
プンジャブ州立銀行、インド連峰銀行

が上場してまして、再編の際は、HDFC、ICICI銀行や
外資系も名乗りを上げると見られています。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。